

親知らずを抜くメリットってあるの?
親知らずはいつ抜くのがいいんだろう?

こんにちは。
4本すべての親知らずを抜いて、親知らずに悩まされることのない時計草です。
この記事では、親知らずを抜くことのメリットとデメリット、親知らずを抜く必要性やタイミングについて紹介しています。

ぜひ知りたいです!

親知らずを抜くのは怖いとなかなか踏み切れず、さらに大変な思いをすることになったらつらいですよね。
でもこの記事を読めば、親知らずを抜く苦労を最小限にとどめることができます。
それでは見ていきましょう。
親知らず抜歯体験談!「生えてくる前にすべて抜きました」


ここで、私の親知らず抜歯体験をお話しします。
私は親知らずを生えてくる前にすべて抜きました。
それも4本同時にです。

4本同時ですか!?
1本抜くのも大変なのではないですか?

私はそれほど大変だったと思いませんでした。
そもそもなぜ生えてくる前に抜くことになったのかというと、歯の矯正をしていたからです。

矯正と親知らずは関係があるんですか?

歯の矯正と関係がないように思えますが、親知らずの生えてくる向きが問題です。
もしまっすぐ生えず、他の歯を押すように出てきた場合、さらに歯並びが悪くなることがあります。
矯正をしてきれいになった歯並びが、また悪くなったら泣きますよ。

せっかく直した歯並びがまた悪くなってしまうことがあるんですね!

私は矯正治療が終わる前にレントゲンで確認し、ななめに生えてくる歯がありました。
それで抜くことになったのです。
高校生の夏休みに4本同時に抜く手術を受けました。

手術はどのようなものでしたか?

抜歯は部分麻酔ではなく、全身麻酔での手術。
部分麻酔は意識がありますが、全身麻酔は強制的に眠らされるので、急にまぶたが重くなってびっくりします。
まばたき2~3回のうちに意識なくなります。

全身麻酔だったんですね!

入院が必要ですが、手術自体は簡単でした。
というか、記憶にありません。
寝てるので。
親知らずを抜いた穴にゼリー状の薬を入れて傷をぬい、さらに点滴から鎮痛剤を入れてもらっているので、痛みはありますががまんできる程度です。

入院はどのくらいしましたか?

次の日に退院し、1週間後に抜糸。
1か月ほどで傷跡もきれいに治りました。

退院はすぐに出来たんですね!
どのようなところで手術を受けましたか?

手術は、「全身麻酔での手術+入院」ができる一般病院で受けました。
クリニックではどちらもできませんからね。
費用としては、全身麻酔の料金だけで40,000円~、入院して抜歯する場合、本数によりますが、20,000~75,000円ほどかかります。
日帰りの場合は1本2,000~5,000円ほどなので、負担は大きくなります。

全身麻酔だと費用が高くなるのですね。
親知らずの抜歯は保険適用ですが、場合によっては適用にならないこともあるので、しっかり確認しておきましょう。美容の先生

事前の確認が大切ですね!

手術前の検査と費用のことを除けば、全身麻酔の手術はおすすめです。
親知らずも4本きれいに抜けました。
記念にとってあります。

大変なこともありましたか?

大変なのは手術後すぐに動けないことです。
麻酔が抜けるまでトイレも行けません。
ただ入院しているので何もすることがなく、ただゆっくり体を休めるという貴重な経験もできました。

次の日には退院できるとのことだったので少しの間だけ我慢すれば大丈夫ということですね!

親知らずが生えてくる痛みや口内トラブルに悩む必要がないので、気持ちはすごく楽です。
抜くのが怖い、痛いのがいやだという方は全身麻酔で抜く方法も参考にしてみてください。
親知らずを抜くメリットとデメリットはそれぞれ2つ!


それでは、親知らずを抜くとどんなメリット・デメリットがあるのか見ていきましょう。
メリットは2つ!


親知らずを抜くことのメリットは2つあります。
1つ目はむし歯や歯周病、口臭の予防になることです。
親知らずがまっすぐに生えていない場合、隣の歯との隙間に食べカスがたまり、むし歯や歯周病になりやすくなります。

まっすぐ生えていれば大丈夫ですか?

親知らずがまっすぐに生えている場合でも、口の奥にあるため歯磨きがしにくく、むし歯になりやすいです。
また、食べカスが残ることで、口臭の原因にもなります。
親知らずを抜くことで汚れがたまりにくく、お手入れもしやすくなるため、むし歯や歯周病、口臭の予防につながります。

親知らずがあるとお手入れが大変なんですね!

2つ目は親知らずによる歯茎のはれを防ぐことです。
生えかけの親知らずや横や斜めに生えてきたときは、特に歯磨きがしにくく汚れがたまり、歯茎が炎症を起こしてしまいます。
痛みはもちろん、他の歯にも影響が出ることがあるため、親知らずを抜くことで解決できます。
- むし歯や歯周病、口臭の予防
- 歯茎がはれるのを防ぐ
デメリットは2つ!


親知らずを抜くデメリットは2つです。
1つ目は抜歯したあとにはれや痛みが出ることがあります。
親知らずを抜くときには麻酔をしますが、麻酔が切れると痛みを感じやすくなります。

痛みはとても嫌です…

ジクジクした痛みからズキズキする痛みまで人によって変わりますが、処方された痛み止めを飲んで対処するしかありません。
また、切った歯茎がはれることもあります。
はれが治まるまで安静にしましょう。

腫れるとよく聞きますよね。

2つ目は入れ歯やブリッジの土台が減るということです。
ブリッジというのはなくなった歯の両隣の歯を支えにして歯を補うもので、部分入れ歯に近いが両隣の歯を削る必要があるものです。
将来歯が抜けて、入れ歯やブリッジをするとき、親知らずがないと土台となる歯が減るので、治療の選択肢が減る可能性があります。

よく考えて抜く必要がありそうですね。
- 抜歯後にはれや痛みがでることがある
- 入れ歯やブリッジの土台が減る
親知らずを抜くのはどんなとき?おもなケースは2つ


親知らずを抜く必要があるのはどんなときか、紹介します。
参考にしてみてください。
親知らずや隣の歯がむし歯になったとき!


親知らずや隣の歯がむし歯になったときは、親知らずを抜くことがあります。
親知らずは口の奥にあるため、治療しにくく、治した後のお手入れも大変です。
再びむし歯になることもあるので、治療せずに抜いてしまうこともあります。

お手入れがしにくい歯なので抜いてしまうんですね。

むし歯になっていることに気づきにくく、むし歯が進行して歯が痛くなってから発見されることもあります。
むし歯予防に歯医者に通うのも大変です。
また、隣の歯がむし歯になった場合、親知らずを抜いて残った歯を治療します。
再発やまわりの歯のことを考えて、親知らずを抜くという手段を取ることが多いですね。
親知らずがまっすぐ生えてこなかったとき!


親知らずが横やななめに生えてきたときも、抜くことが多いです。
まっすぐ生えないことにより、歯肉に炎症が起き、まわりの歯の骨まで溶かしてしまうことがあります。

骨が溶けてしまうんですか!

また、汚れもたまりやすくなり、むし歯や歯周病のリスクが高くなるので、問題が起こる前に抜いてしまうのです。
下の画像を見て下さい。
https://www.jda.or.jp/park/trouble/wisdom-tooth.html

親知らずが横向きに生えているのがわかります。
隣の歯との間にわずかな隙間がありますが、普通に歯磨きをしただけではうまく磨けません。

たしかに磨きにくそうです・・・

また、前の歯を押すように生えているので、歯並びが悪くなる可能性もあります。
こうなってしまったら抜いてしまう方がいいでしょう。
親知らずを抜くタイミングは20代前半!


親知らずを抜くなら、18~20代前半までに抜くのがおすすめです。

年齢も関係あるのですか?

親知らずは18歳前後で生えはじめます。
歯の根が完成しきる前に抜けば、神経を傷つけるリスクも減ります。
年をとるほど、歯や歯茎は硬くなり、抜歯に時間がかかります。
さらに、若ければ若いほど回復力も高いので、抜歯した後の治りも早くなります。
歯は生えて来てから時間が経つと、唾液の中のミネラル分を吸収し硬くなっていきます。
出典元:https://www.shiroishi-prime-dental.com/drstaff_blog/%E8%A6%AA%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%9A%E3%82%92%E6%8A%9C%E3%81%8F%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%B0.html
ですので、親知らずを抜くタイミングが遅くなるほど抜歯に時間がかかる可能性があります。
また、20代と30代以降では回復力が違うため、年をとるほど傷口がふさがるまでに時間がかかるようになります。

私はまだ親知らずが生えていないんですが…

親知らずが生えてくるタイミングは人それぞれで、早い人もいれば遅い人もいますよね。
まっすぐに生えてくるなら、むし歯になったりしない限り、抜く必要はありません。
しかし、横やななめに生えてくるなら抜くことが多いです。
それなら、事前にレントゲンで歯の生えてくる向きを確認し、必要であれば抜けばいいのです。

先ほど教えていただいたやり方ですね!

この方法なら、生える前に抜くことが出来るので、若いうちに親知らずを抜くことができます。
親知らずを抜くなら、若いほうがいいでしょう。
そして、生えてくる前に抜くというのもひとつの方法です。
まとめ
親知らず抜歯体験談!「生えてくる前にすべて抜きました」
私の親知らず抜歯の体験談を紹介しています。
親知らずを抜くメリットとデメリットはそれぞれ2つ!
・メリットは2つ!
・デメリットは2つ!
親知らずを抜くのはどんなとき?おもなケースは2つ
・親知らずや隣の歯がむし歯になったとき!
・親知らずがまっすぐ生えてこなかったとき!
親知らずを抜くタイミングは20代前半!
親知らずを抜くなら若いほうがおすすめです。
生える前に抜くのもひとつの手段です。

親知らずは抜かなければいけないものではありません。
日常生活に問題がなければそのままでいいのです。
親知らずを抜くか抜かないか、迷ったらまずは歯科医師に診てもらい、相談して決めてくださいね。